走れば早く着く。

トレイルラン、オリエンテーリング、登山に関するブログ。

チーム100マイル:チームラビット日記(2)

チーム100マイル(ラビット)日記、またの名を虎の穴日記の2回目。

肩叩きされかかった手が擦った風を首や肩の付近に感じている私です。

前回の日記を書いてから予想以上の反響があり、誰かに会う毎にチームラビットの事を訊かれ、みんな注目しているセミナーである事をヒシヒシと感じている。有料セミナーなので詳しく書けない点があるが、常識の範囲内で書いていきたい。

さて、 チームラビットの練習会は今回でトータルで3回目。鏑木選手の指導セミナーは2回目。第1回目に参加しておらず、自分のblogを読んで戦々恐々と今回参加したチームの人から声をかけられるが、あの記事がだいぶオブラートに包んで書かれていた事は今回のセミナー参加でわかってもらえたかと思う(笑)

今回は伊豆TJ前ということもあり「低強度でゆっくりペースで約50kmの三浦半島周回のロングトレイル」のはず…であったが、わかってはいたが低強度なんて事はなく、昨年の上級セミナー参加常連者からは「上級セミナー以上のペース」との声が漏れる程のペースであった。第1回目は激坂の後にトレイルランだったのでかなりボロボロで別メニューでロードに降り、第2回目はペースに付いていけずに途中リタイヤ。2回連続まともに付いていけていないので、第3回目の今回は何としても最後まで食らいついていきたかった。

[caption id="" align="alignnone" width="500"] 短い休憩時間なので食事をしながらもストレッチをするメンバー達。[/caption]

18km地点のコンビニで短時間で昼食を終えるが、食っていきなりキロ4分台ペースでロードを激走するメンバー達。胃腸だけは強い自負があったが、レベルの違いを目の当たりにする。そして徐々に遅れはじめ、先頭集団は見えなくなり、そのままスイーパーを勤めるチームkoichiへ入部。

これまでラビット練習には3回参加したが、20kmを過ぎてから長い坂になると途端にパフォーマンスがガタ落ち。登りで乳酸が溜たまってそのリカバリーに時間がかかり、さらに遅れるという悪いスパイラルに陥いっている。ハイカーなのに登りが弱いというなんとも情けないのが今の自分。この20kmの壁の克服が今の自分の最大の課題だ。

なんとかノロノロのペースで本当にヒーヒー言いながら40km地点まで到着。そこから8km先のクラブハウスまで高速ラン組とマイペースラン組。そして、バス乗車組に分かれたが、これまでまともにフルコースを付いていった事がなかったので、マイペース組でゴールを目指すことにした。

逗子から鎌倉に向かう海岸沿いの国道をキロ7分くらいのペースでノロノロと走る。走っていて景色に見覚えがあるな?と思っていたら、20年くらい前、この国道をデートでドライブに来て珊瑚礁でカレーなんかを食べてヘラヘラ笑っていた事を思い出した。まさかその20年後の自分がこんな必死の形相でこの同じ国道をランニングしているとは想像できただろうか?(笑)

脚は既に終わっていたが、キラキラと光る逗子の海を眺めながら潮風を受けて走るのはなかなか気持ちがよかった。

景色が徐々に鎌倉に接近していく。トンネルの向こうがゴールのクラブハウスがある材木座だが、トンネルは通行出来ないので再びトレイルへ。最後の最後にキツい登りが待ち構えていた。岬のトレイルのピークを越えて高級住宅街のロードを下ってクラブハウスへ到着し、急に力が抜けて思わずそのまま道に倒れ込んだ。しかし、マイペース組でも初めて皆と同じコースで最初から最後まで通しで参加する事が出来たのが嬉しかった。

その後に約1時間の座学があり、席につくなり鏑木さんからかけてもらった言葉は、

「顔色悪いですね」

今回は「付いて来てくださいね」では無かったのでホッとしたが、次回はまた激坂があるハズなので引き続き油断はできない。

というわけで本日もオールアウト!!

Run or Die!!